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新書「孤独のすすめ」五木寛之著を読み終えて

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中公新書ラクレの「孤独のすすめ」五木寛之著を読みました。

まぁ、タイトルほど孤独を薦めている内容の本ではありませんでした。
「リトルターン」、「ロストターン」という
鳥が主人公の本を引き合いに出している部分ぐらいが
孤独だっていいじゃないかという内容になってますが、
それとて今日本人は方向性を失って道に迷っている
そのことをロストしている=孤独と関連づけて
そのロスト状態に気付くこと=諦める(=明らかに究める)ことが大切だと
という文脈の中で説明されているに過ぎない感じです。

この本は以前に出版された「嫌老社会を超えて」という本に
加筆されたものだそうで、どうも「孤独のすすめ」というタイトルは
この本の内容に合っていないようです。

副題で「人生後半の生き方」となっているように
人生を登山に喩えて現代では50歳くらいから下山に入らないといけない、
そして日本という国も高度経済成長を終え下山の段階に入っていると。
そのことを個人も国も諦める(明らかに究める)ことが大切だと。

帯に書いてある「シフトダウンするとき」とはそのことを
登山とは別にクルマの運転で喩えているわけです。

 

それについては納得ですし、ボク自身も下山に入っているつもりなんですが、、、
ただ著者は何歳になっても働いて年金なんか貰わずに返納しなさいという立場ですから
ボクの生き方は完全否定されることでしょうね(汗)

また、著者は老人世代と今の若者世代とで階級格差が出現していて
それが“嫌老感”を生んでいるのではと書いています。
著者は今年85歳で若い世代と呼んでいるのは20代前後のことでしょうから
ボクはその中間の世代ということに当たるかと思います。

ボク自身は嫌老感は持っていないし
そういう雰囲気を日本社会から感じることもないですけど、
10年後、20年後にそういう社会になっていると困っちゃいますから
そうならないようにしたいですね。

 

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こちらは以前に読んだ本ですが、同じタイトルになってます。
SB新書の「『孤独』のすすめ」ひろさちや著です。

筆者は宗教評論家という肩書を持ってますから
内容も宗教的・思想的なものになっていますが、
特定の宗教思想に偏っているわけではなく
古今東西のいろいろな逸話や昔話などから引用されつつ
孤独を楽しんで生きて行こうというものになっています。

ですから、まぁタイトルにふさわしい内容ですね(笑)

 

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これも以前に読んだ本ですが、
これはもっと過激に積極的に孤独になれと主張しています。
経済界新書「群れない力」関口智弘著です。

こちらは老後の孤独という切り口ではありません。
著者は30歳なかごろのビジネスマン(?)で馬主という
よく分からん人ですが、自らを“人格破壊者”、“コミュニケーション障害者”とし
“群れるしか能のないブタ野郎”を徹底的にバカにしている内容です。

なかなか面白い内容なんですが、
まぁ孤独を薦めるというよりも孤高の極みに逝っちゃっている感じもありますね。

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