« プラモデル製作(26)ミッドレーサー・テスタロッサ | トップページ | プラモデル製作(27)ロータス・ヨーロッパ・スペシャル »

「人口と日本経済」吉川洋著を読み終えて

B170818_1
中公新書の「人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長」吉川洋著を読みました。

日本の人口減少そして少子高齢化は急速に進行しており
労働者人口も減り経済は衰退する一方
超高齢化で社会保障費は増大し財政赤字も増大し
地方消失だけでなく日本そのものが消失・破綻するという
悲観論が溢れている昨今です。

ボクももう早期リタイア状態で労働人口にはカウントされませんし
今後は社会保障費を食いつぶす側にまわることになるわけですし
さらに独り身なので人口増加にはなんら役立っていないわけですから、
そういう意味では日本をダメにしている元凶みたいな人間と言われかねません。

ですから、この本のタイトルは非常に気になるわけです。

で、帯にも書かれているようにこの本では、
「日本の衰退は必然ではない」と主張していることになります。
結論としてはただそれだけで、そういう意味では分かりやすい内容の本です。

もう少し言えば、人口減少してもイノベーションによって
一人当たりの生産性が上がれば経済成長するという主張です。

そのことを著名な経済学者の理論や多くのデータをもとに
理路整然と説明しているというのが本書の内容になります。
例えば、過去の人口と経済(GDP)との相関データを調査しても
人口減少→経済衰退とはなっていないとかとか。

そしてここでいうイノベーションとは単に新技術とか新商品とか
ハードウェアだけでなくサービスや業態などのソフトウェアなども含まれ、
高齢化社会・長寿社会などに向けたものなどがあるだろうと提案されてます。
もちろん具体的に何とは提案されてませんけどね。

 

ただ、ここで注意したいのは「日本の衰退は必然ではない」と主張していても
「日本は衰退しない」とか「日本は将来発展する」と言っているわけではないんですね。
著者は悲観論を否定してますが楽観論だけにとどまっているわけでもありません。
イノベーションがなければ衰退・破綻してしまうことになるのでしょう。
そこまで言及されていませんけどね。

現役世代の人々にはぜひイノベーションをおこしてもらって
日本の衰退を防いで欲しいと思います。
完全に他力本願みたいでもうしわけないですけど陰ながら応援しますね。

|

« プラモデル製作(26)ミッドレーサー・テスタロッサ | トップページ | プラモデル製作(27)ロータス・ヨーロッパ・スペシャル »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/83269/65682185

この記事へのトラックバック一覧です: 「人口と日本経済」吉川洋著を読み終えて:

« プラモデル製作(26)ミッドレーサー・テスタロッサ | トップページ | プラモデル製作(27)ロータス・ヨーロッパ・スペシャル »