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来月から左のみ

今年の6月に改正道路交通法が成立・公布されています.
ある種の病気に係る運転者対策なども盛り込まれていますが,
自転車の走行規則に関する内容も含まれており,
それが来月12月1日より施行されることになっています.

どんな内容かというと,
「自転車が路側帯を走る場合,道路左側の路側帯に限る」
というものです.

ただ,これって果たして周知徹底が図られるんでしょうか,甚だギモンです.
知らない人や誤解している人が多いんじゃないでしょうか?
そもそも,路側帯ってものが何かもわかってない人も多いようですしね.

路側帯とは,歩道のない道路の端に白線などで仕切られた部分のことです.
なので,歩道がある道路の車道の端の白線(車道外側線)と歩道との間の部分は
路側帯ではなく,今までもここは自転車では左側通行しか認められていません.

自転車などの軽車両は車道を走ることが原則ですが,
路側帯を走ることもできます.ただし,
白線2本で仕切られている路側帯は歩行者専用の路側帯なので自転車は走れません.
そして,自転車が路側帯を走るときは歩行者優先が第一となります.
つまり,路側帯では徐行しなければならないし,
歩行者の通行を妨げる場合には路側帯から出るか
自転車から降りて歩かなければなりません.

しかし,今までは道路の右側の路側帯でも自転車は走ることが出来ました.
言い換えると,路側帯の中では自転車は対面通行出来たということです.
それが今回の法改正・施行により,道路左側の路側帯を一方通行にしたということです.

よくある誤解で,
×今回初めて自転車の道路左側通行が規定された.
○元々自転車は車道左側通行が原則ですし,右側通行は認められていません.
  今回は路側帯の通行部分に関して
  道路左側の路側帯のみに限定されたということです.

×自転車は(車道ではなく)道路左側の路側帯を通行するようになった.
○自転車は車道左側通行が原則で変わりません.
  ただし,歩行者の通行を妨げないときは
  路側帯も例外的に徐行で走れるというのも変わりないです.
  その例外的な路側帯走行が道路左側に限定されたということです

×自転車は(歩道のある道路でも)道路左側の白線(車道外側線)の左側を
  通行するようになった.
○前述のように路側帯と車道外側線~歩道の間は全く別のものです.
  自転車は車道左側に寄って通行することには変わりありませんし,
  自動車は左側に寄らず自転車とは走行部分を分けて
  互いに円滑な交通を実現する義務があります.
  今まで同様に自転車は車道の左側走行が原則であることに変わりはありません.

となると,この法改正の意味はなんなのでしょうか?

直接的には,路側帯内で自転車が対面通行でなく一方通行になることで,
自転車同士が正面衝突することをなくすことができます.
自動車は路側帯内を走行することは認められていないので,
今回の法改正によっても路側帯を走行する自転車とは直接関与しませんし,
また,歩行者は本来自転車通行より優先されるべき存在なので,
今回の法改正によっても自転車とは直接関与しません.

なので,基本的に自転車で路側帯内走行をしない,
つまり,原則車道走行をするボクにとっては,
直接的には何の意味もない法改正とも言えます.

ただし,現実的には,路側帯を走行する自転車は歩行者がいても
大して徐行しなかったり,右側・左側構わず車道に飛び出たり,
そもそも幅の狭い路側帯で車道にはみ出しつつ右側通行する輩が多いものです.
今までの法律でも,歩行者妨害(危険感を与えても×)や
車道の右側にはみ出した時点で違反となるわけですが,
その瞬間を捕えなければ違反とも言えずなかなか白黒付けづらい状況でした.

それが今回の法改正によって,右側の路側帯を通行したという時点で
はっきりと違反と判断されることになったわけで,
それ故に画期的というかやっと第一歩という感想になったわけです.

これでそれなりに取り締まれば,たとえ罰則・罰金でなく注意・指導だけでも,
間接的な効果として車道の右側通行=逆走も減ってくるかもしれません.
もっとも,今,車道の右側通行・逆走を取り締まろうとしてないようなので望み薄かな.

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