« こぶな村? | トップページ | ニラ玉キムチ »

自歩道

自歩道とは自転車歩行者道の略です.
道路構造令では次のように定められています.
「専ら自転車及び歩行者の通行の用に供するために、
縁石線又はさくその他これに類する工作物により区画して設けられる道路の部分」

道路構造令では自転車道の定義の中に“及び歩行者”という言葉が付け足されたものが
自転車歩行者道となっています.

しかし! 道路交通法においては「自転車歩行者道」とは呼ばれず,
これらは全て「歩道」という扱いになります.
つまり,自転車歩行者道であっても法律的に自転車が通行できない道(歩道)があったり,
逆に自転車歩行車道ではないのに法律的に自転車が通行できる道(歩道)があるのです.
あぁ,やこしい.

こういうことなので,
その道が道路構造令の「自転車歩行者道」として作られているかどうかよりも,
単に道交法で「普通自転車の通行が認められている歩道」のことを
「自転車歩行者道=自歩道」と呼んでいる場合が多いです.
そして,今日は,その普通自転車通行可の標識が出ている歩道の話です.
(って前振りが長過ぎ?)

 

で,その自歩道,先進国の中で歩道を自転車が走っても良いという珍しい国が日本です.
もちろん,どの歩道でも自転車で走って良いかというとそんなことは全くないですし,
道交法でも「自転車は原則として車道」を走ることになっていますが,
自転車通行可の標識がある歩道に限っては普通自転車で走ることができます.
また,12歳以下の子供,高齢者,障害者は自転車通行可の標識のない歩道でも
普通自転車で走ることができます.

ただし,あくまでも普通自転車だけです.
幅60cm以下,長さ190cm以下の一人乗り2輪車または3輪車だけです.
そして,あくまでも歩道は歩行者最優先であり,
普通自転車は車道寄りを徐行しなければならず,
歩行者優先のために必要ならば停止し,
自転車から降りて押して歩かなければなりません.
徐行の速度は曖昧で,国会答弁で約4km/hなんて話が出たらしいですが,
さすがに4km/hではバランス取るのも大変なので,実質は10km/h辺りでしょう.

しかし,ここからがクセモノなんですが,
自歩道は車道とは独立したひとつの道路というふうにみられるので,
車道に対して左側の自歩道を走らなければならないという規定はなく,
自歩道内を対面して通行することが法律上は可能です.
それどころか2台並走したり,左側から追い越ししても法律違反ではありません.
ただし,車道寄りを走るという規定があるので幅のある歩道の場合に限られますが.

では,いったいこの自歩道ってどのくらいの幅があるのでしょうか?

これがまたちゃんとした規定がないんですね.
道路構造令では,歩行者の多い自歩道では幅員4m以上,
その他の自歩道では幅員3m以上と規定されてます.
歩行者が多いとは500~600人/日が目安らしいです.
いずれにしても,冒頭に書いたように,
これと道交法の自転車通行可の歩道とはイコールではありません.

で,2011年10月に,つまり最近の警察庁の自転車通行施策の方針転換で,
「今まで幅2m以上で自転車通行可としていたものを
幅3m以上として幅3m未満の歩道は自転車通行可の指定を見直す」ように
警察庁から都道府県警察へ通達がなされたとのことです.

幅60cmの自転車が徐行とは言えすれ違って,
歩行者の安全を確保するためには,
確かにこのくらいの幅は最低限必要だと思います.

A120623_13
でもねぇ,以前紹介した会社脇の道路
ドブに蓋をした路側帯を反対側(東側)へ進むとこんな歩道になるんですよ.
こんな狭い歩道を自転車通行可にすることは間違ってますよ,群馬県警察さん!

まぁ,自宅の近くにも ど真ん中に電柱が立っている歩道
これまた自転車通行可にする群馬県警察ですからねぇ.

|

« こぶな村? | トップページ | ニラ玉キムチ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/83269/55157260

この記事へのトラックバック一覧です: 自歩道:

« こぶな村? | トップページ | ニラ玉キムチ »