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事故処理アレコレ その1

さて,もうすぐ3ヶ月になろうかというところです.
ボク自身の身体の方はまだ膝周りに痺れが残っていますが,まぁほぼ治りました.
このブログの読者の皆さんはご存知のように赤Gも廃車して通勤車も替わりました.

ただ,それ以外の事故処理は実はあまり進んでいません.
保険屋さんに任せておけば時間が解決してくれるということでもないようです.

ここらでちょっと整理しておこうと思います.

 

先ずは,治療費などの補償関連です.

相手側の治療費,慰謝料,休業補償などについては総てボクが加入している任意保険会社(A損保)が
一括して立て替え支払いしているので問題ありません.
最終的には,ボクが加入していた自賠責保険(A自保)からその限度額である120万円まで,
そして残りを過失割合に応じてA損保と相手側の任意保険会社(B損保)で
分担することになるのでしょうけど,
それもこれも基本的には全部保険会社任せで大丈夫です.

問題はボク自身の治療費,慰謝料,休業補償などです.
これが結構ややこしいことになってしまってます.

どうしてややこしいことになっているかと言うと,
その一番の原因はボク自身が赤Gの任意保険・A損保に
搭乗者保険を掛けていなかったからなんです.

搭乗者保険というと助手席や後席に同乗した人を想像してしまいますが,
運転者本人も搭乗者なんですね.
これが無いので,ボクの治療費,慰謝料,休業補償はいずれもA損保からは支払われません.
もちろん仮払いもしてくれません.
まぁそれは端から理解していたことなのですが,
それどころか,相手や相手側の自賠責保険(B自保)やB損保との示談交渉も一切やってくれません.

では,相手側のB損保はというと,
事故直後の状況がボク側が右折で相手側が直進というだけで
信号の状態も両車の速度も不明ということから
ボク側が加害者という扱いに決めつけられていて,
そのためにB損保はボクに対しては全くノーアクションということになってしまってます.

結局,ボク自身の治療費,慰謝料,休業補償などの全ての補償は
自分自身でアクションをおこさなければならないということになってしまいました.

ここで,その補償としてはひとつは相手側の自賠責保険(B自保)を使うことです.
自賠責保険は障害の場合は120万円までが限度額となります.
ただし,過失割合が70%以上ある場合は20%減額されてしまうので
この場合は96万円までが限度額となります.
限度額を超えた分は過失割合に応じた分だけ相手側の任意保険(B損保)から貰うことができます.
 
もうひとつ,今回の事故の場合はボクは会社からの帰り道だったので
労災保険を使うことができます.
労災保険の場合は限度額はありませんし,過失割合による減額もありません.
けれども,労災保険の場合は慰謝料はありません.
休業補償は無いわけではないんですが,有給休暇処理をした休業分に対しては補償がありません.

そう,自賠責保険や任意保険の場合は有給休暇を使って休業しても,
本来なら遊びとかで使えた有給休暇を通院や休養で使ってしまったんだから
その分は補償しましょうと解釈してくれるんですが,
労災保険はあくまでも事故で収入が減ってしまった分だけを補填しましょうということなんですね.
 
つまり,ボクとしては自賠責保険の限度額を超えない範囲なら
労災保険を使うよりも自賠責保険を使った方が得なわけです.
でも,自賠責保険の限度額を超えるのなら,治療費だけは労災保険を使って,
労災保険では補償してくれない慰謝料や有給休暇を
使った分の休業補償は自賠責保険を使うのが得ということになります.

けれど,さらにややこしいことに,交通事故の場合は労災保険に支払いの申請をしても
それはそのまま労災から自賠責保険の方に請求が行くとのことらしいです.

だから,最初に治療費を労災保険に申請すると,労災は自賠責保険に請求してしまい,
その後にボクが慰謝料や休業補償を自賠責保険に請求しても
既に限度額を超えてしまってボクには支払われないってことが起こり得るんです.
そりゃ困るわけです.

いやー,難しい.

結局のところ全ての治療が終わって,全額が把握できるようになって,
過失割合の大よその目途もついて,
それから戦略を組み立てて順序よく請求しないと損をするってことです.

 

そして,ボクの治療もやっと終わりとなりました.過失割合はまだ決まりませんが,
ドライブレコーダーの証拠などから少なくともボク側に70%以上の過失が
あるとはならないでしょうから自賠責保険の限度額が減額されることはないでしょう.

それでは,治療費,慰謝料,休業補償がどのくらいかを計算してみましょう.

最初に救急で担ぎ込まれて入院した病院の治療費+診断書などの文書料が
あわせて約60万円.高けー!
退院後に自宅前の病院に通院した治療費+文書料があわせて約12万円.
治療費だけで合計72万円です.

慰謝料の計算は少し複雑で,
実治療日数の2倍と延べ治療日数の少ない方の日数に4200円を掛けた金額になります.
実治療日数とは入院していたり通院した日数の合計で,
延べ治療日数は負傷した日から最終的に治療が完了した日までの延べ日数です.
どうやらギプスなどをしていた日数は実治療日数に計算されるそうですので,
ボクの場合は実治療日数が34日間で2倍すると78日間分,
延べ治療日数が74日間となり,結局慰謝料は74日×4200円=約31万円となります.

また,入院していた期間は特別なことがない限りは1日当たり1100円の入院雑費が
認められるそうで8日間入院したボクは1万円弱貰えることになります.
そのほか入院などの交通費も認められますが,
ボクの場合は退院時のタクシー代がちょっとあるだけです.

休業補償の計算はサラリーマンの場合,
過去3ヶ月の給与総支給額÷90日×休業日数で決まります.
今回のボクの場合は約17万円です.何日休んだかは想像に任せますね.
手取り額ではなく支給額なんです.ボーナスは含まれませんけど.
実働日数ではなく一律に90日で割るんです.面白いですね.

これを全部合計すると,,,121万円強.
うーん,ほんのちょっと限度額の120万円を超えてしまっていますが,わざわざ労災保険を使って画策するほどじゃないかな~.
というわけで全額を相手側の自賠責保険に申請しましょう.

この申請は被害者請求と言います.
たとえボクの方が過失割合が多くてもこの場合は被害者請求というんです.
この被害者請求の申請書類一式は結構面倒です.
昨年にチャリに乗ってる時に任意保険無加入の無職ブラジル人の軽自動車にはねられた時に
ひと通り書いているのですが,またもや同じ面倒をしなければならなくなるとは思ってもみないことでしたよ.
支払請求書,事故発生状況報告書,通院交通費明細書を作成し,診断書,医療報酬明細書を
それぞれの病院に書いてもらって(これが病院によっては何週間もかかるんだな),
休業損害証明書を会社に書いてもらって,
交通事故証明書を自動車安全運転センターから送付してもらい,
印鑑証明やら源泉徴収票やら各領収証を全て揃えて,そして本日やっとB自保に送付しました.

やれやれ.無事に支払いしてもらえるでしょうかねぇ.

とにかく,皆さん,搭乗者保険には入りましょう.
たとえ自分独りでしか乗らない車であっても搭乗者保険には入りましょう.
出来れば「人身傷害特約」に入っていれば,
自損事故も含めて過失割合に関係なくほぼ全額補償されます.

ただ,普通の自動車保険だと自動的に搭乗者保険には入ってしまうようになっているようなんですが,
何故かSONY損保は搭乗者保険には入らないでも加入できてしまう仕組みになってるんですよ.
注意しましょうね.

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コメント

なかなか複雑なのですね!
普通の人ならくじけそうです
まさかあの約款を熟読した訳ではないですよね???

投稿: naoki | 2010-07-02 09:01

>naokiさん

当然ながらボクの性格からして約款を熟読するなんてありえないわけでして…
ボクが加入している任意保険の人から教えてもらい,あとはネットで調べました.

こういうことを知っていると,,,
傷害保険に入っていて慰謝料や休業補償が全額出るんなら,なるべく長く入院して,会社休んで病院に通い続けた方が得するということが分かります.

もっとも,道徳的にはどうかという話になりますけどね.

投稿: JET | 2010-07-02 18:54

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