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納得いきません!

税制改正大綱が決まったようですね.

どこが“改正”なんじゃ!

ボクが取り上げるんだから,車輪モノに関連することだけ書きますが,ポイントは4つ

・ガソリン税(揮発油税,地方揮発油税,軽油引取税)は暫定税率は廃止といいつつ,
 実際には税収確保と地球環境の観点から現在の税率を維持する.
 ⇒要するに何も変わらないということです.

・自動車税も暫定税率は廃止といいつつ,実際には地球環境の観点から現在の税率を維持する.
 ⇒要するに何も変わらないということです.
  車齢13年以上の車は10%増しというのも変わりません.

・自動車重量税は暫定税率は廃止だが,
 暫定税率の地方税の分(地方譲与税)は現在の税額を維持する.
 ⇒大抵の場合は,6300円/0.5t・年だったのが,5000円/0.5t・年になります.
  1500kg未満の車なら車検の時に37800円→30000円になります.
  ちなみに,暫定税率が本当になくなるのなら,2500円/0.5t・年になります.

・自動車重量税では,車齢18年以上の環境負荷の大きい車は
  暫定税率廃止前の税率を引き続き適用し,他の車より税率を重くする.
 ⇒旧車は6300円/0.5t・年となります.

「“暫定”税率というのを何十年も暫定のままにしておくのはいかん,
 もっと分かりやすい税制に変えて行く」というのが,
マニフェストの主旨だったのではないのか?
 
すぐに出来ること出来ないこといろいろあるから,
マニフェストで掲げたひとつひとつを直ぐに具体的に実現するしないはどうでもいいけど,
原則となる考え方まで玉虫色ではどうしようもない.

「ガソリン税の暫定税率を廃止し,(行く行くは)環境税という形で徴収していく」
ってのは理解できる.
が,それならガソリン価格が安値安定していようが高騰しようが,
環境税としてCO2排出に応じて課税すべきだ.
 
公共交通機関,自転車などの利用に適したインフラ整備や
渋滞解消,環境技術支援に使うというのなら,
ガソリンにかかる環境税は今の暫定税率も含めた税よりももっと高くてもいいくらいだ.
2倍でも3倍でもいいと思う.

しかし,重量税は全く納得できないぞ.
重量税ってのは道路財源不足と道路損傷修復のために昭和46年に創設された税.
これが原則.
 
道路損傷に対する車両重量の影響はその4乗に比例するとも言われているから,
重い車ほど重量税が高いというわけだ.
それでも,税率は比例でしかないが….
同様に重い車が走ることを想定して道路を建設するので
道路建設費がバカ高くなるのだから,
重い車ほど重量税が高いというのは正しい税制である.
 
旧い車になると道路損傷が大きくなるなんて話は聞いたことが無い.
旧い車のために立派な道路を造ってくれているなんて話も聞いたことが無い.

確かに旧い車は排ガス対策が十分ではない.
しかし,それは今問題になっているグローバルでの環境問題である地球温暖化の話ではなく,
光化学スモッグなどのローカルな大気汚染の話であり,
PM=黒煙ならまだしも旧車の排ガスが社会問題になっているとはとてもではないが考えられない.
 
旧い車は燃費技術も未熟なのでプリウスみたいに燃費は良くなくCO2排出量も少なくない.
しかし,旧い車は結構軽くて,案外燃費は悪くない.
ボクの赤Gだって街乗りだけでも10km/Lぐらい走るし,郊外なら14km/Lはいく.
 
そもそも,排ガスにしてもCO2にしても,年間数万kmとか走る旧車乗りがそんなにいるわけもなく,
環境問題・社会問題となっているわけでもないし,
それを排除していかなくてはならない理由が分からない.
 
たとえ税額そのものがそんなに多くないとしても,原則論に反していて,
複雑で分かりづらい税制をわざわざ作ることそのものに非常に憤りを感じます.

買い替えを促進して自動車メーカーや関連企業に潤ってもらおうというのか?
だったら,スクラップインセンティブとして正々堂々とやれば良いじゃないか.
旧い車を廃車にして新しい環境に良いとされている新車を買ったら
お金もらえるようにすれば良いじゃないか.
インセンティブ払いながらも,消費税・自動車取得税を払ってもらえば良いじゃないか.
 
もっとも,その環境に良いとされている新車はどんなにでかくて重くて大して燃費が良くなくても
さらにその車を作るのにどれだけ多くのCO2を排出しようとも,
単に“ハイブリッド”とか“クリーンディーゼル”と書いてあると随分と脱税できるようですしね.

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コメント

税率を維持したまま暫定税率を廃止、っていうのは名目上の増税になるんじゃないかと思ったりしてますが...

個人的にはCO2排出税ってのを作ったら良いんじゃないかと思います。燃費だと公式試験のある型式指定車に限られちゃうけど、1km当たりのCO2排出量なら排ガス試験でバッチリ出るので、並行車だろうが逃れられない。もちろんCO2垂れ流しの車は重課税。
もし、走らない車はどうするんだ?って異論が出たら、車検時に、前回からの走行距離に応じて納めるってやり方もあるかもだけど、それだとガソリンに課税するのとあまり変わらないか...

投稿: ゆのじ | 2010-01-06 21:58

>ゆのじさん

CO2量に応じて課税するのは大賛成です.
(ホントに温暖化の原因が温室効果ガス,中でもCO2が凶悪犯で,それで地球が,いや人類の未来が危ないかどうかは鵜呑みにはしませんが)

ただ,それは排出するであろうCO2ではなくて,排出したはずのCO2で課税すべきと思ってます.
やはり,燃料の使用量に応じて課税するのが最も公平感があるし,理にかなっていると思います.

投稿: JET | 2010-01-06 22:38

自分はガソリン税(揮発油税?)一本でいいと思う。
重ければそれなりにガソリンを消費するわけだし、自動車税みたいに持っているだけでお金がかかるだけじゃなくて、使った分だけ払うというところで。

CO2は温暖化ガスと100%決まったわけではないし、今は太陽に黒点がないので、これから地球は冷えるかもしれないといわれているし。

落とし所はそれなりにありそうだけど、おっしゃる通り「暫定やめます!」といい、野党時代はガソリン値下げ隊なんてやっておきながら、この羊頭狗肉っぷりはどうよ?
自分も彼らに期待はしていなかったけど、それ以上に落胆です。

投稿: 並さん | 2010-01-06 23:03

>並さん

ボクも多くを期待していたわけじゃないけど,結局体裁を取り繕って,いい訳だけして,より分かりづらくしているだけですからね.

投稿: JET | 2010-01-07 05:28

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